実店舗では販売のノウハウがあっても、ネット販売で売り上げを増やすのは簡単ではないと感じているネットショップのオーナーは少なくありません。

ネットでの集客を効果的に行うには、実店舗での販売とは異なる知識や考え方が必要になるためです。

そこで、ネット集客のための考え方やツール、売り上げを堅実にのばしていくためのコツなどについて紹介します。

≪この記事はこんな方にオススメです≫

  • ネット販売を行いたいが何から手を付けて良いかわからない方。
  • ネット集客のコツを知りたい方。

おすすめネット集客ツール・方法8選

ネットを通して効果的に集客を行うためには、おさえておくべき要素がいくつもあります。

はじめに、ネット集客の概念を構成する基本的な考え方やツールについて紹介します。

コンテンツ

コンテンツとは「中身」や「内容」を表す言葉で、企業などがユーザーに提供するさまざまな情報のことを指します。

ネット集客においては、インターネットを通して提供される商品やサービスの情報や、そのほかの文章などのことです。ネット集客を行う上で、コンテンツは最も重要な要素です。

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Webサイト

Webサイトは、コンテンツをインターネット上で閲覧できる形にしたものです。ネット集客では、コンテンツそのものに高い独自性が備わっていることが重要になります。

また、多くのWebサイトでは、ブランディングのために企業名や商品名、サービス名などに基づいた独自ドメインが用いられています。

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キーワード

キーワードとは、コンテンツを端的に言い表す単語やフレーズのことです。Webサイトには、通常は複数のページが含まれています。

それぞれのページには、ほかのページと異なる文章などが掲載されているため、キーワードもページごとに異なるのが通常です。

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SEO

SEOとは、GoogleなどでのWebサイトの検索結果を最適化することです。

最適化とは、ユーザーが検索を行う際に期待しているコンテンツと、実際にWebサイトに訪れたときに目にするコンテンツとの差をなくすことです。

たとえば「カレー レシピ」というキーワードで検索して見つけたサイトに実際にカレーのレシピが掲載されていれば、そのサイトはSEOがよくできているということになります。

一般的に、SEOがよくできているWebサイトほど、検索結果の上位に表示されます。検索結果の上位に入るほどWebサイトを訪れるユーザー数は多くなるため、SEOはネット集客において非常に重要です。

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CMS

CMSとは、Webサイトに含まれる各ページの作成・編集をオンラインでできるツールです。

なかでもWordPressというCMSは、WordPressテーマによってはSEOを適切に行えることや、サーバーやFTPといった知識がなくても管理画面からページ追加ができることため、ブログのような定期的に情報を更新するようなWebサイトでよく利用されています。

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SNS

TwitterやFacebook、LINEなどのソーシャルネットワークは、ネット集客においてWebサイトと同様に重要なツールです。

企業が公式アカウントで情報発信を行えば、ユーザーとの接点が増えることにより集客の可能性が拡大します。

より効果的に活用するには、単にWebサイトへ誘導するための手段とするのではなく、SNS上でも独自性のあるコンテンツを発信してユーザーを惹きつけることが大切です。

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ネット広告

Googleなどの検索結果ページやSNSのタイムラインにネット広告を出すことも、ネット集客の手段のひとつです。

リスティング広告やディスプレイ広告がよく使われる手段です。

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アクセス解析

アクセス解析とは、Webサイトを訪れたユーザーの行動を統計的に把握することです。

アクセス解析を行うことによって、毎日何人のユーザーがWebサイトにアクセスしているのか、読んでほしい情報にユーザーがたどり着けているかどうかなどがわかります。

Webサイト内にショッピングカートを設置している場合は、購買行動を行ったユーザーの人数も把握できます。

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ネット集客においてのコツ

Webサイトのアクセス数がいくら増えたとしても、自社の商品やサービスにお金を出してくれる人が増えなければビジネスとしては効果がありません。

ネット集客では、何のために集客し、どうやって売り上げに結びつけるのかを常に意識することが大切です。ここからは、集客を売り上げにつなげるためのコツについて紹介します。

集客のターゲットを理解する

ネットでの集客を行うときには、どんな人にWebサイトを訪問してもらえたら嬉しいのかを具体的にイメージすることが重要です。

なぜなら、Webサイトにアクセスした人がすべて顧客になるとは限らないからです。実際に購買行動をおこすのは一部のユーザーにすぎないため、闇雲に集客に取り組んでも高い効果は期待できません。

たとえば、女性向けの化粧品を販売しているWebサイトに、男性ばかり集客しても購買につながる可能性は低いでしょう。

この場合は、取り扱っている化粧品に興味をもってくれそうな女性の人物像を具体的にイメージして、集客のターゲットとします。

そして、ターゲットにあたる人に興味をもってもらうにはどんなアピールができるかを考えることが大切です。

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先に有益な情報を提供する

自社の商品やサービスのターゲットとなる人にアピールする際には「返報性の原理」という心理学の考え方がよく活用されます。

返報性の原理とは、何か親切なことをしてもらった人は「ぜひお返しをしたい」と感じるものだという法則です。

この考え方に従うなら、ターゲットにあたる人にとって何か役立つ情報を提供するのがよいということになります。

たとえば「この化粧品を買ってください」とアピールするよりも前に、ユーザーにとってもっと有益で、お返しに化粧品を買いたくなるような情報を提供することからはじめるのが有効な手段となります。

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3ステップで売り上げにつなげる

ターゲットを理解し、ユーザーに有益な情報を提供すれば、購買行動を促すことが可能です。

この流れをより具体的に実践するには、集客のプロセスを次のような3つのステップで考えるとよいでしょう。

ステップ1:大勢に見てもらう

最初のステップは、できる限り多くのユーザーの目に触れることです。

気軽なコミュニケーションが可能なSNSなどを通して、自社コンテンツに関する話題を発信するとよいでしょう。

ステップ2:より注目してもらう

SNSなどで興味をもってくれたユーザーは、より詳しい情報を得たいと考えます。

そのような人たちを、自社のWebサイトに誘導しましょう。そして、Webサイト上ではユーザーにとって有益な情報を提供します。

このとき、ユーザーからの信頼を得られるように、読者の視点を意識した情報提供を心がけることが大切です。

たとえば、はじめてWebサイトを訪れた人が必要な情報を得やすくなるように、関連する情報を1ページに凝縮した「ランディングページ(LP)」を用意しておく方法もあります。

ステップ3:行動してもらう

役に立つ情報を提供することでユーザーからの信頼を獲得できれば、ユーザーは「お返し」として購買行動をおこしやすい状態になります。

ネットショップなら商品の購入、実店舗があるなら来店にもつながります。このとき、行動を起こしたいと感じているユーザーが、実際に購買行動を起こせる仕組みをWebサイトに組み込んでおくことが重要です。

ユーザーの行動を「あとひと押し」するために、Webサイトを見てくれた人だけのキャンペーンなどを提供するのもよいでしょう。

「お問い合わせ」や「資料のダウンロード」などができるようにしておくのも効果的です。

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ネット集客の型とは

自社の独自性をアピールするためには、集客方法に工夫をこらすことも必要でしょう。

ここでは、ネット集客に活用できる5つのパターン(型)について紹介します。

情報提供中心型

ユーザーの生活に役立つ情報や、ユーザーが抱えている問題を解決するための情報を提供することに専念するのが、ネット集客の基本パターンです。情報にはできる限りのバリエーションをもたせて、定期的に発信します。

Webサイトにブログなどを設置するのが典型的な方法ですが、より小さな情報をSNSから発信するのも効果的です。提供する情報は、自社のコンテンツと関連が深いものにすることが重要なポイントです。

そうすれば、ユーザーに買って欲しい商品やサービスの詳細についても自然な形で伝えやすくなります。

独自ストーリー型

ほかでは読めないストーリー性のあるコンテンツは、それ自体に魅力があります。

商品の開発秘話や、自社サービスのバックヤードに関する話題など、自分たちにしか語れないストーリーをWebサイトに掲載するというのはネット集客で効果的な方法のひとつです。

開発中の新製品があれば、予定していることや苦労している点などをリアルタイムで公開していくのもよいでしょう。

ストーリーを通して体験を共有することで、ユーザーは企業を好きになっていきます。また、ストーリーをWebサイトに掲載するかわりに、書籍にまとめて出版してしまうという方法もあります。

面白く役に立つ内容なら、集客ができるうえに書籍の販売自体も収益につながる一石二鳥の手段になるかもしれません。

パーソナライズ型

提供している商品やサービスが実際には1つだけしかなくても、その価値はユーザーごとに異なるかもしれません。

さまざまなユーザーの立場に合わせてメリットを説明することができれば、自社の魅力を多面的に表現できます。
たとえば、ユーザーがおかれている「管理職」や「新入社員」のような立場や「転職」や「結婚」のようなライフステージをテーマにして、自社製品の活用方法を紹介するのです。

異なるユーザーの人物像を具体的にイメージしてみれば、それぞれの人に提供すべき情報も大きく変わってくるでしょう。

より多くの人をターゲットとして、商品やサービスの魅力を伝えていくことができる方法です。

オファー型

購買行動につながる可能性の高いユーザーに絞って特別なアプローチをするのも、有効な集客方法のひとつです。

たとえば、自社の顧客になっている既存ユーザーに対して、新規ユーザーを紹介してもらうことでディスカウントなどを提供するキャンペーンを行うといった方法です。

既存ユーザーは利用中の商品やサービスに魅力を感じてくれている可能性が高いため、紹介する相手にもその有用性を語ってくれることが期待できます。

ほかにも、問い合わせしてくれた人や広告を見てくれた人、展示会に来場してくれた人などに対してお得なキャンペーンを提供する方法が考えられます。

メディア活用型

雑誌やテレビなどのメディアの影響力は絶大なので、取材を積極的に受けるというのも集客に有効な手段です。

取材の申し込みを獲得するには、新製品の発売やキャンペーンの開始に合わせて魅力的なニュースリリースを出すとよいでしょう。実際にメディアに取り上げられれば、瞬間的に多くの集客が見込めます。

まとめ:サービスやコンテンツも見直してみよう

ここまでで紹介した方法に取り組んでも、なかなか売り上げが増えないということもあるかもしれません。

そのようなときは、以下の順番で見直しをしてみましょう。

アクセス解析のデータをもとにして、伸び悩んでいるのがどの部分なのかを特定する。

①そもそもWebサイトへのアクセス数が伸びていないことがデータから読み取れる場合は、集客の手段を見直す必要があるでしょう。

②アクセス数が増えているにもかかわらず購買行動に結びついていない場合は、提供しているWebサイトのコンテンツが商品やサービスの魅力をうまく表現できていないのかもしれません。

③ネット上での購買行動が増えていることがアクセス解析から読み取れるのに、全体としての売り上げがのびていないというケースも稀にあります。
この場合は、商品やサービスそのものの見直しが必要かもしれません。

特に、物品の販売や実店舗でのリアルなサービスについて、適切な対応ができているか確認するとよいでしょう。

対応がより良くなれば、ユーザーがリピーターになってくれる可能性が高まり、良い評判がネットの口コミから広がるきっかけにもなります。

 

今回はネット集客のコツを紹介しました。他にもインターネットを利用した集客方法を紹介していますので、以下の関連記事も参考にしていただき、みなさまの集客に役立てていただければと思います。

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