\ 新規集客よりも効率的なリピーター集客!/
【トリミングサロン・ペットホテル経営】売上を増やす経営方法とは?

環境省の調査によると、第一種動物取扱業者のうち保管業者(ペットホテル、トリミングサロン、ペットシッター)はおよそ2万件、平成28年から平成29年においては約3%弱の増加となり、1年でおよそ500件以上増えている計算となります。
競合が増えてきたトリミングサロン・ペットホテル経営においては新規集客だけではなく、競合との差別化を図りながら経営戦略を確定し、ロイヤルカスタマーを育成することが大切です。
つまり新規だけではなく、いかにリピーターを囲い込めるかがさらに重要になってきます。
そこで今回は、ペットホテル、トリミングサロンの売上アップにつながるリピーター集客方法について考えていきたいと思います。
競合が増え、店舗の経営を今後どうすべきかお悩みのオーナーさんは必見です!
なぜ顧客はリピートするのか?トリミングサロン・ペットホテルへの再来店の理由
ペットだけでなく飼い主も居心地がよい、安心できるサロンであること
ペットは飼い主様にとっては子供と同様です。
やはり「ここに預けても大丈夫そう!」と思っていただかなくては、リピーターにはなりません。
つまり安心感が大切なのです。
飼い主さんに「安心して大切なペットを預けられる」と思っていただくにはどうしたらよいでしょうか。
たとえば、ペットホテルでお預かりしている様子を写真で飼い主さんに送ってあげるというのもよいでしょう。
また、飼い主さんの顧客情報だけでなく、ペットの毛質、病歴、いつものメニューなどの情報管理を行いましょう。自分のペットの事を細かく把握してくれているお店なら、飼い主さんは預けている間もきっと安心できるはずです。
対象はペットですが、飼い主様にも安心感を与え、満足を与えてあげることが大事です。
技術、サービス、スタッフに満足している
あくまでトリミングやペットホテルも接客業ということを忘れてはなりません。
技術が認められ繁盛すると、「うちは技術で評価されているから大丈夫だ!」と思いがち。
技術は確かに大切なことでしょう。
ただそれにおぼれて接客をおろそかにしてしまっては、いつか売上げが落ちる時がきます。
技術が確かなのはもちろん素晴らしいことですが、それだけでは顧客はおみせのファンになってくれません。
やはりいつも対応してくれるスタッフの接客や、サービスに対する満足度をあげていくことが、トリミングサロンやpペットホテルのリピーターづくりには欠かせないポイントの一つと言えます。
予約が取りやすい
どんなにステキに仕上げてくれるトリミングサロンやサービスのよいペットホテルであっても、いつ電話してもなかなか予約が取れなければ、リピーターが流出してしまう可能性があります。
トリミングは接客業で、店の中は泣き声などで騒がしいのが普通です。
電話も取れないことも珍しくないですが、そんなときお客様は二度目にわざわざ電話をするでしょうか?
1件の予約の取り逃しが、2件目3件目の取りのがしを生むのです。
トリミング作業中に電話での対応が出来ないことが多いのなら、ネットやアプリでいつでも予約ができる予約システムの活用も検討してみましょう。
業務効率アップにもつながり、売上げにも直結してきます。
予約の取り逃しをするくらいなら、ネット予約を使用しましょう。
①ネット予約(無料、有料)
ペットサロン、トリミングサロン用のネット予約システムには、無料で使えるものから有料プランがあるものまでさまざまです。
はじめて予約システムを導入する場合は無料プランがあるものから試してみることをおすすめします。そのうえで、実際の店舗オペレーションにフィットするのかどうかを判断しましょう。また、操作に不安があるならサポート重視で選んでみるのもよいでしょう。
・RESERVA
https://reserva.co.jp/p/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3/
・SELECTTYPE(無料・有料プランあり)
https://select-type.com/lp/petsalonReserveSystem/
・PETSALON BOARD(有料化を予定)
https://airregi.jp/petsalonboard/
②アプリで予約
店舗用の個別アプリでも、予約システムを搭載しているものがあります。
たとえばO2Oアプリの1つであるGMOおみせアプリには、アプリから予約が出来るオプション「リザーブ+」があります。
スマホからの予約に特化したつくりで、ユーザーは簡単3ステップで予約完了できます。
- 担当を選ぶ
- 希望のメニューを選ぶ
- 希望の予約日時を選ぶ
また、店舗側の管理画面はPCのほか、スマホ、タブレットなどマルチデバイス対応なので、作業しながらの確認も可能です。さらに、電話予約や店舗での直接予約などネット予約以外の予約も一緒に登録できるので、予約台帳としてもご活用いただけます。
ペットサロンやトリミングサロンの経営にも、活躍してくれます。
料金体系がちょうどいいと感じる
自店がターゲットとする顧客層について考えてみましょう。
お手頃な料金体系で標準的なトリミングサービスを提供していくのか、それとも自店にしかない特別な施術などを売りにラグジュアリー感とあわせて提供していくのかなど、それによってターゲットとする顧客層は変わってくると思います。
エリアや店舗の周辺環境なども参考に、自店の強みを生かせる料金体系を考えてみましょう。
新規集客のためだけでなく、リピーター向けの特典・割引がある
新規客獲得のために特別クーポンなどで集客を行っている店舗は多いと思います。
ですが、店舗運営においてリピーターの育成と囲い込みは新規集客に負けないくらい重要です。
おみせの固定ファンを育成することは、口コミでの宣伝効果や売上アップも期待できます。
新規特典のクーポンで来店してもリピーターには特典がないのであれば、顧客側から考えるとそのお店にリピートし続けるメリットがあまりありません。
どんなにスタッフやサービスなどが素晴らしくても、ふとした瞬間に別の店舗に足を運び、そちらに通い始めてしまう可能性もあります。
スタンプカードやポイントカードなど通い続けるメリットを感じられるツールを活用してみるのもおすすめです。
おみせのことを覚えていた(忘れていなかった)
リピート来店しない理由の一つに、ただ単に「忘れてしまっていた」という理由が挙げられることがあります。これはペット業界だけでなく、様々な業種でも同じです。
お店のことを忘れられてしまうのを防ぐためには、店舗側から積極的にアプローチし続けることが重要です。
ペットサロンやトリミングサロンにおいてもアプローチは忘れてはなりません。
- ワンちゃんやネコちゃんの施術写真を配信してみる
- 時期がきたらトリミングを促すようなクーポンを配信してみる
こんな簡単なことでもいいので、お客様に伝えてみましょう。
DM、メルマガ、スマホアプリでのニュース配信などアプローチ方法はさまざまあります。自店の顧客層に届きやすいツールはどんなものなのか、費用対効果からみてベストなのはどれなのかについてしっかり検討してみましょう。
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ペットサロンのリピーターを増やし、顧客を囲い込む経営のコツとは?
それでは、具体的にリピータを増やすにはどのような対策があるのでしょうか。ここでは、比較的取り入れやすい対策を中心にご紹介していきたいと思います。
お会計時に次回予約をしてもらう
顧客離れを防ぐ一番シンプルな方法です。
たとえばお会計の際に次回のご予約をしてもらうと何かをプレゼントしたり、料金が少し安く利用できるなど、顧客に喜んでもらえる特典をつけてみましょう。
あまり強引すぎても日本人は引いてしまいます。
返り際にワンちゃんやネコちゃんについてふれてから、軽く促してみるくらいがベストです。
リピーターだからこそ受けられるサービス、特典などを用意する
便利で居心地がよいのはもちろんですが、おみせのファンとなって長く通ってもらえるロイヤルカスタマーになってもらえるような工夫が必要です。
トリミングやペットホテルにおいても、通うことによる具体的なメリットがあると飼い主様は嬉しいです。
たとえばスタンプカードやポイントカードなどを活用して、利用頻度によって顧客をランク分けし、ランクに応じたサービスを設けてみるなど、新規客や他店との差別化を図るとよいでしょう。
顧客管理(CRM)をリピータ集客に活用しよう
開店したばかりでコストをあまりかけたくないのであれば、まずは紙やExcelなどで構わないので顧客カルテを作成しましょう。
オンライン上で管理できるペットサロン用の電子カルテも多く提供されていますので、無料体験版から試してみるのもよいでしょう。複数のスタッフがいる店舗では顧客やペットの情報を共有しやすいように工夫が必要です。
顧客の数が増え、カルテでは追いつかない事にお悩みの場合は、顧客管理システム(CRM)を活用するとよいでしょう。
新規集客には口コミ・お友達紹介制度を活用しよう
ペットを飼っている人たちの間では、お散歩中や動物病院などで自然と知り合いが増え、コミュニティが出来上がることも多いのではないでしょうか。
知り合いが利用しているトリミングサロンやペットの様子を聞いて、「よさそうだから、一度試しに行ってみようかな?」と思う人は少なくはないはずです。また、現在通っているトリミングサロンやペットホテルに満足していない場合は、さらに口コミでのお友達紹介が効果を発揮しやすいと言えます。
可能であれば紹介制度を設けて、紹介する側、紹介された側ともに喜んでもらえる特典などについて検討してもよいでしょう。
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集客に活用できるツールとは?
SNS(インスタ、Facebook、Twitter)
なるべく初期費用をかけずに宣伝していきたいという方は、無料で始められるSNSを活用してみましょう。
トリミングサロンの特徴や技術スタイルを知ってもらいたいなら、インスタグラムで写真を投稿してみましょう。
インスタグラムは写真の撮り方も重要です。いろいろな人たちの写真を見ながら研究してみましょう。
また、キャンペーンやイベントなどを告知したいなら、FacebookやTwitterで情報配信してみるとよいでしょう。
ホームページ、ブログ
すでに店舗のホームページを持っているのにまだ活用できていない、無料ブログのアカウントはあるけれど使いこなせていない、とお悩みのオーナーさんも多いかもしれません。
店舗のホームページはインターネット上の名刺のようなものです。最近では、行きたいと思ったお店について事前にネットで調べる人がかなり多くなってきています。
そのため、店舗のお知らせが数年前から更新されていなかったり、メニュー、アクセス情報、料金など訪問者が知りたい情報が分かりやすく掲載されていないと、せっかくホームページに訪問してくれた新規顧客候補を逃してしまう可能性があります。情報は常に最新に保っておきましょう。
無料ブログについても情報の鮮度が重要なのは同じですが、たとえば、トリマーさんしか知らない専門的な情報かつ一般のペット飼い主さんにも試せるような情報を載せてあげると喜ばれるでしょう。
コンテンツ内容が充実していることが訪問者の信頼を得ることにつながり、将来的には来店まで結び付けてくれるかもしれません。
チラシ、ショップカード、スタンプカード、紹介カード
おみせの周辺にポスティングできるチラシは手軽にできる集客方法のひとつです。チラシを作るのが初めての方は、下記の3つのポイントに注意して作成してみてください。
- お店の雰囲気が分かる画像や色合いを使う
- お店の電話番号と場所がわかりやすく載っている
- ストロングポイント、セールスポイントを目立たせる
また、ショップカードやスタンプカード、紹介カードを用意しておくのもよいでしょう。
初めて来店した方には忘れずにお渡しし、コミュニケーションを取るきっかけとしても活用できます。スタンプカードはすべて貯まった時の特典も一緒に記載しておき、次回来店へのモチベーションアップを狙いましょう。
O2Oアプリの活用法
紙のチラシや紹介カードを作成する手間や印刷コストなどを削減したいのであれば、O2Oアプリを活用するという方法もあります。効率的にマーケティングを行いたい方にもおすすめです。
O2Oアプリならスタンプカードやポイントカード、クーポンなど、今までは紙で作成していたツールをひとまとめに管理できます。また、顧客の来店頻度や好みなどの属性を把握できるので、ターゲットに合わせたニュースやクーポン配信なども可能です。そのほかにも、お預かりしているペットの様子が分かる写真をタイムラインでリアルタイムに配信し、飼い主さんに安心してもらえるような使い方もできます。(*1)
アプリの導入料金や機能はアプリ制作会社によってさまざまです。導入を検討される際には、導入後のオペレーションや戦略についてもあわせて考えておくとよいでしょう。
(*1)上記機能はGMOおみせアプリの場合
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まとめ
以上、売上げアップを目指す経営に役立つコツでした。
今回はトリミングサロンやペットサロンの集客方法とO2Oアプリ活用法についてご紹介しました。
もしコストの削減や店舗集客を効果的に行いたいのであれば、O2Oアプリの導入を検討されてみてもよいでしょう。
今後のロイヤルカスタマーの育成や再来店数UPのための参考としていただければと思います。
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