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アプリのKPIの種類や計測方法-企業アプリにはKPIが不可欠!

企業アプリの運用をスタートしたら、KPIという指標に着目することが大切です。KPIの設定により企業の抱える課題の改善などを効果的に行えますが、具体的にKPIがどのような指標なのかイメージできない場合もあるでしょう。
そこで今回は、さまざまな分析に用いられるアプリKPIに関して、種類や計測方法などを詳しく紹介していきます。
≪この記事は下記のような方におすすめです≫
- アプリのKPIとは何か詳しく知りたい人
- アプリのKPIを計測する方法について理解したい人
企業アプリのメリット
KPIについて理解するための前提として、そもそも企業アプリの導入にはどのような効果があるのか把握しておくのが望ましいです。
ここでは企業アプリのメリットについて説明します。
集客や知名度向上に役立つ
企業アプリのメリットとして、集客力や知名度のアップに役立つことが挙げられます。
ポイントカードの代わりになりますし、プッシュ通知でスマートフォンにセールの情報を表示したり、オンラインでクーポンを発行したりすることも容易です。つまり、アプリだからこそ可能な方法で販促を行えるようになります。これによって新規顧客を増やして、さらにリピーターになってもらう効果も見込めます。
したがって、導入により集客力を向上させられる可能性があるというわけです。
アプリが優れていて評価が高いとダウンロード数が増え、それに伴って口コミで店舗の情報が広がっていき、知名度がますます上がることを期待できます。
広告宣伝費のコストを削減できる
コストを削減できることも企業アプリのメリットの一つです。
新聞広告やチラシなどの紙媒体を配布する従来の宣伝方法は、印刷代や配送料などの費用がかかります。宣伝を継続的に行っていく必要のある企業にとって大きな負担になりかねません。
企業アプリを使用すれば、そのような費用が発生しないので大幅なコストカットにつなげられるのです。
同様に、ポイントカードをアプリ内のコンテンツとして組み込むことも、材料費や印刷代が不要になるのでコストカットの手段となります。
顧客にとっても、わざわざポイントカードを携帯する必要がなくなるので便利です。
ただし、このように複数の観点からコストを削減できますが、アプリの開発費がかかりますし、カスタマイズを続けるための管理費なども発生するので注意しなければなりません。
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企業アプリの運用で重要なKPIとは?
KPIは目標達成までのプロセスの実施状況を示す指数で、日本語では「重要業績評価指標」と表現されます。実施状況を数値化して把握しやすくしたものだと考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、企業アプリによる販促を見込んで売上額を設定した場合、それを達成するプロセスの実施状況をチェックし、今後必要となるダウンロード数などの見通しを立てることも可能です。
その他に、達成の条件となる顧客1人あたりの単価など、いろいろな要素を導き出すのに使えます。
したがって、KPIをうまく活用すると、目標に向けての効果的な施策を講じやすくなるのです。
上記の例であれば、ダウンロード数を伸ばすためのプロモーションを実施するなど、具体的にどのようなアプローチを選択するのが望ましいのか判断できるようになります。
企業アプリのKPIの種類
新商品の情報提供や店舗の位置検索など、企業アプリのコンテンツはさまざまです。
しかし、KPIの観点から見るとその種類は一般的に3つに分けられます。ここでは、企業アプリの3種類のKPIについて詳しく挙げていきます。
アクティブユーザーに関するKPI
顧客情報は企業にとって非常に貴重なものであり、それを分析して得られる結果は今後の売上を左右するものになります。
企業アプリのユーザーに関する指標の確認は、顧客情報を知ることにつながり、集客にも大きく関わる重要な取り組みです。
具体的な指標としては、単純なダウンロード数だけでなく、新規流入数と呼ばれる新たにダウンロードされた数や、リテンション率と呼ばれる継続して利用されている割合などが挙げられます。
さらに、どこからダウンロードされたのかという情報なども分かるため、有効な指標として活用できるのです。
また、アクティブユーザーの動向を把握することにより、現状の課題を浮き彫りすることも可能です。そうすることで、今後のアプリ開発の方針や企業の施策の検討に役立てられます。
クーポンアプリにおけるKPI
クーポンの提供だけでは販促につながらない場合もあるため、クーポンアプリではクーポン利用率とコスト効率の2点がKPIとして重要です。
クーポン利用率は、配布済みのクーポンが使われた割合を示し、どれだけ売上に結びついたのかという指標となります。
これからの施策を決めるにあたり、配布のタイミングやクーポンの内容を考える際の参考にできますし、顧客満足度などをチェックするための情報としても有効です。
一方、コスト効率とは企業アプリの運用などで発生したコストに対して、どれくらいの成果が得られたのか表す指標です。
コストと成果の相関関係が分かり、コストパフォーマンスを意識したクーポンの配布が可能になります。広告に対するリターンをチェックできるため、目標達成に必要な予算の見直しなどを行いやすくなるのもポイントです。
売上を構成するKPI
企業活動を存続させていくには、売上の向上や維持に生かせる指標が欠かせません。商品やサービスが売れた後のデータも、売上を構成するKPIとして活用されています。売上額以外に貴重なのは、ユーザーが費やした平均単価や利用している頻度などです。
また、すべての顧客のなかで購入にいたった人数の比率なども該当します。こういった売上に関するデータを参考にして、現実的な見通しを立てて施策を練っていくことが重要です。
また、多くの企業で売上をKPIとして重宝していることには別の理由もあります。
設定している目標に対する進捗の度合いを数値化するのが容易であるため、確認するたびにどれくらい達成できているのか実感しやすいことです。これにより、従業員のモチベーションを上げる効果も期待できます。
企業アプリのKPIを計測する方法
KPIは企業にとって有益なものですが、その効果は使い方に大きく依存しています。そもそも実際に計測できなければ意味がありません。ここでは、計測する方法を2つに大きく分けて紹介します。
Googleの分析ツールを使う
大手の検索エンジンであるGoogleでは、ホームページの運営者に向けてアクセス解析ツールが無料で提供されています。これらを活用することがKPIを測定する代表的な方法です。
特に「Firebase Analytics」はアプリの使用状況を効果的に分析できますし、ユーザーにメッセージを送信する機能なども搭載しているので便利です。
また、「Googleアナリティクス」も有用なので使用を検討すると良いでしょう。もともとWebサイト用に開発されたものですが、レポートをカスタマイズできる優れた機能が備わっています。
上記のツールを用いれば、アクティブユーザーの数を把握するのは難しくありません。新規流入数のような情報もチェックできるので、複数のKPIを参考にしていきたい人にもうってつけです。
また、インタフェースが洗練されていて見やすいことも人気の理由となっています。
実店舗やアプリで計測する
KPIはインターネット越しではなく、実店舗で計測することも可能です。たとえば、店頭でアンケートを実施することで、企業アプリで送った情報が来店を促したかどうかなどを判定できます。
クーポンが利用された回数や影響した金額などをPOSレジで計測するのも一つの方法です。このように、来店した顧客から集めた身近なデータを用いることも有効な手段となります。
一方、集客用のアプリのなかには、顧客の行動のデータ化や分析を行う機能を持つものもあるので、提示された数値を参考にすると良いでしょう。
たとえば、そのようなアプリの代表として、「GMOおみせアプリ」が挙げられます。来店時のスタンプ機能などがあり、いろいろなアプローチで販促を行いつつ、顧客のデータを収集して分析を実施できるのが魅力です。
企業アプリの活用はKPIを設定し検証と改善することが重要
KPIを十分に役立てるには、指標となるデータを集めて満足するのではなく、その後にしっかりと改善につなげることが欠かせません。
そこでポイントになるのは、事業の習慣として「PDCAサイクル」をうまく回していくことです。PDCAサイクルとは、計画「Plan」を立てて実行「Do」した後に、評価「Check」と改善「Action」する流れの繰り返しを意味しています。
この反復によって施策をブラッシュアップさせていくことが、事業を継続的に成長させてくれるでしょう。
そのためにも、まず明確な目標を立てて、KPIによる実施状況のチェックを心がける必要があります。課題の有無を調べて、改善が可能な点を模索しながら、いち早く次の行動に移していくことが大切です。
KPIを理解してより良い企業アプリを追求していこう
ただ企業アプリを使っているだけでは、主観による抽象的な評価しか行えません。客観性の強い具体的な指標としてKPIが果たす役割はとても大きく、しっかりと分析することで施策のクオリティを上げていけます。
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