テクノロジーの発展に伴い、飲食店の検索をする時など、さまざまなシチュエーションでアプリが用いられるようになりました。そのため、ビジネス戦略の一環としてアプリ開発を行う企業が増えています。

そのような企業に向けて、今回はアプリ開発の企画書を作る際のポイントや注意点を紹介していきます。アプリ開発を進める際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

≪この記事はこんな方にオススメです≫

  • アプリ開発を検討しているが、どこから手をつければ良いかわからない方。
  • 成功するアプリ開発の企画書を作るためのポイントを知りたい方。
  • アプリ開発の企画書を作る上で陥りがちな注意点を知りたい方。

1.アプリ開発の企画書に盛り込むべき3つの柱

優れたアプリを開発するには、ユーザーの欲求ビジネスにおける効果などを踏まえたうえで入念に企画しなければなりません。考慮するべきことはいくつかありますが、その中でも特に意識しておくと良い3つの柱があります。ここでは、アプリ開発の企画書に盛り込んでおくべき3つの柱について説明します。

1-1.ユーザーゴール

アプリを開発する際は、何といってもアプリを利用するユーザーの目的を考えなければなりません。世の中にはさまざまなアプリがあふれていますが、支持されているアプリはどれも「指定エリア周辺のお店を探す」「現在地からお店までのルートを表示する」など、ユーザーゴールがしっかり意識されています。

アプリが目指すべきゴールは、ユーザーが目的を達成できるようにすることであり、これが実現できないアプリはなかなかユーザーからの支持を集めることはできないでしょう。アプリ開発する際に意識しておかなければならないのは、企業側のメリットではなくユーザー側のメリットを優先的に考えることです。

1-2.ビジネスゴール

ユーザーの満足度を意識することはもちろん大切ですが、アプリ開発で企業に利益をもたらしたいのであれば、ユーザーにアプリを利用してもらうことで得られる企業側のメリットが何なのかを考えなければなりません。「お店の認知度の向上」「ユーザーの意見の吸い上げ」など、ビジネス運営に役立てられるようなメリットがなければ、アプリ開発に費やした労力も無駄になってしまうでしょう。

ユーザーゴールと同様、ビジネスゴールの設定はアプリ開発に欠かせない要素となっています。アプリ開発の先にある企業の目的は何なのかをしっかり意識しておきましょう。

1-3.アプリの機能

アプリの機能は評価にダイレクトに結びつきます。操作が難しかったり、利便性にかけていたりすると人々に利用してもらうことはできないでしょう。ユーザーゴール、ビジネスゴールへ到達するために必要な機能は何なのかをしっかり考えなければなりません。また、機能が多すぎるとアプリの容量も大きくなり、使い勝手が悪くなる恐れもあります。

優れたアプリは充実させるポイントと簡潔にすべきポイントがしっかり押さえられているといっても過言ではありません。優先させるべき機能は何なのかを考え、そこまで必要ない機能は無理に搭載しないようにすることを心掛けましょう。

優れたアプリを開発するには、類似のアプリを参考にすることも有効です。世の中で多くの支持を集めているアプリを参考にすれば、何かしら重要なヒントが得られるかもしれません。

2.優れたアプリ開発の企画書を作るための7つのポイント

企画書の作成はアプリの能力を決定づける重要な工程です。ここでは、企画書を作る際に押さえておくべき7つのポイントについて解説していきます。

2-1.ネイティブアプリかWebアプリか

アプリには大きく分けて、Webブラウザで使用する「Webアプリ」と、スマートフォンなどにダウンロードして使用する「ネイティブアプリ」があります。それぞれの特徴があり、どのようなアプリを開発するかで向き不向きが分かれます。

Webアプリは「容量を使わない」「OSごとの開発が不要」などのメリットがあり、それほど開発に期間を要しません。一方、ネイティブアプリは「プッシュ通知が利用できる」「動作が速い」などのメリットがあり、Webアプリよりも開発に労力が伴いますが、より利便性に富んだものを開発できます。

どちらの形式を選ぶかによって開発のコストや開発期間が変わるので、総合的に考え開発を始める前に決めておくことを心掛けましょう。

2-2.どのOSに対応させるか

Webアプリの場合はどの端末でも利用できますが、スマホアプリ(ネイティブアプリ)を作る場合は、対応OSをどれにするのかを決める必要があります。

OSには、iPhoneやiPadで使われているiOSや、Androidがありますが、多くの人に利用してもらう場合はそれぞれのOSに合わせて開発しなければなりません。しかし、コストや期間の条件によっては全てのOSに対応させることが難しいこともあるでしょう。

そこまで多くの時間やお金を費やすことができないのであれば、ターゲットユーザーのスマートフォンの使用状況に合わせるというのも一つの手です。

2-3.最低限必要な機能は何か

アプリを開発する際は、どこの企業もすべての機能を完成させてからリリースしたいと考えがちです。しかし、IT業界の発展は目まぐるしく、準備に時間をかけすぎると競合に遅れをとってしまう可能性が出てきます。業界では最低限の機能を実装した上でリリースする方法が主流となっており、ユーザーから不満が出たり、足りない部分が見えてきたりした場合は、後からアップデートするかたちで対応する企業がほとんどです。

企画段階でいくつかの案が浮かんできた場合、すぐに実装を試みるのではなく、ユーザーの反応を見ながら段階的にリリースしていくプランを立てておくといいでしょう。

2-4.アプリの容量はどのくらいか

多くの人に利用を促すのであれば、アプリの容量にも気を配っておきましょう。ネイティブアプリはスマートフォンにダウンロードする必要がありますが、ターゲットユーザーの使用機種によっては、容量の大きさが利用のネックになってしまうこともあります。

端末の容量は限られているため、場合によってはダウンロードしてもらえないことがあるかもしれません。中にはダウンロードするために他のアプリを消して容量を空ける人もいるかもしれませんが、ユーザー目線に立って考えてみるとわざわざ容量を確保しなければならないのは煩わしいといって間違いないでしょう。

必要な機能を盛り込みつつも、データサイズはできるだけ小さくとどめるというのは、アプリ開発における大きなテーマです。

2-5.ビジネスモデルが構築できているか

ユーザー視点で考えなければならないのは言わずもがなですが、ビジネスで生き残るためには具体的なビジネスモデルを構築することも大切になってきます。

「どのような方法でどれくらいの収益を上げるのか」、あるいは「なぜユーザーはこのサービスにお金を払うのか」といった課題をどうやってクリアしていくのか企画段階でしっかりと考えておくようにしましょう。

2-6.長期的に愛されるアプリになっているか

世の中の関心はものすごいはやさで移り変わっていきます。アプリ開発会社のCertatimの分析によると、多くのユーザーは飽きやすく、今あるアプリの75%は非アクティブでダウンロードすらされないという事実が浮き彫りになっています。

長期的に愛されるアプリを開発するには、飽きられないための仕組みを考えるのはもちろん、定期的なアップデートを施すなど、少しでも長く利用してもらえるようなプランを企画段階で考えておくようにしておきましょう。

2-7.デザインやユーザビリティが優れているか

たくさんの人に愛されるアプリは、必ずしも機能性が高く使いやすいということだけで人気を集めているわけではありません。

利用され続ける要因はさまざまありますが、その中でも特に重要な要素として挙げられるのが、デザイン性の高さユーザビリティの高さでしょう。美しいデザインのアプリはその他のアプリよりも目につきやすく、多くの人の心を魅了します。そして、数多のアプリがあふれかえる中で生き残るためには、他のアプリよりも使いやすくなければなりません。

開発を専門の業者に依頼する場合は、開発者がデザイン性やユーザビリティを高めることに意欲的であるかどうかという点にも着目し、発注先を決めることが大切です。

3.アプリ開発で注意したい3つのポイント

便利な仕組みを生み出していくには、いろいろなアイディアを生かしながら開発を進めて必要がありますが、アプリ開発には守らなくてはならないルールがあるのも事実です。場合によってはトラブルに発展することもあるので、何に注意しなければならないのかをきちんと把握しておきましょう。ここでは、アプリ開発で気をつけておくべき3つの注意点について説明していきます。

3-1.法律を確認する

アプリにはさまざまなジャンルがありますが、場合によっては法律を考慮しなければならないケースが出てきます。

ゲームアプリなどでは課金機能が搭載されたものをよく見かけますが、そのようなアプリを開発する際は「特定商取引法」や「景品表示法」を確認しなければなりません。課金をすることでゲームを優位に進めたり、レアなアイテムが手に入ったりするため、コアなユーザーなどは積極的に課金しますが、いくら課金してもその効果があらわれないことが一時期大きな問題になりました。それ以降、貴重な景品が当たる確率を実際より高く表示したりして課金を煽るような行為は禁止されており、守れなかった場合は罰せられるので気をつけましょう。

また、ユーザー間のコミュニケーションが取れるアプリでは「出会い系サイト規制法」が絡む可能性があります。児童が参加できたり、誹謗中傷が書き込めたりするようなものをリリースするのは法律違反に該当するため避けましょう。

参照:景品表示法(消費者庁)

参照:特定商取引法(消費者庁)

3-2.自社のコンプライアンスを確認する

アプリを開発する前に、自社のコンプライアンスがどのようになっているのかを確認しておかなければなりません。アプリ開発を進めている部署内では了承が取れていても、社内のコンプライアンスに引っかかっていれば採用されない可能性も出てきます。

ある程度、開発が進んでから自社のコンプライアンスに反していることが発覚すれば、仕様を変更せざるを得なかったり、開発を中止しなければならなかったりと、かなり面倒なことになるでしょう。そのようなことが起きれば、それまで費やした時間やお金が全て水の泡になってしまいます。

事業成績に大きな影響を及ぼすことにもなるので、会社の方針がどのようになっているのかを事前に確認しておくことを心掛けましょう。

3-3.著作権・ライセンスを確認する

アプリを美しくデザインするとなると、画像や動画を上手に活用しなければなりません。しかし、画像や動画を入れ込む場合は著作権について確認する必要があり、無断で使用していると賠償金を要求されることがあるので注意が必要です。企画者側で用意する場合はもちろんですが、開発者側で用意してもらう場合も著作権等の権利関係は十分に確認しておきましょう。

また、アプリにはさまざまな発想が盛り込まれていますが、たくさんのアプリがあふれている以上、他の人の発想が似てしまうこともあるでしょう。特に、人気のアプリを参考に開発を進めていたりすると、無意識に誰かのアイディアが刷り込まれていることがたくさんあります。その中には独創的なアイディアもあり、場合によっては特許を取っているようなものが混ざっている可能性も否定できません。もしそのようなアイディアを採用してしまうようなことがあれば、あとでトラブルとなることがあるかもしれないので注意が必要です。

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詳細で具体的な企画書を作成してアプリ開発に臨もう

アプリの開発は企画段階から制作会社にすべて任せることもできますが、発注側がポイントを押さえてしっかりと企画を練っておけば、より魅力的なアプリを開発することができるでしょう。

しかし、良い企画を考えるのは簡単ではなく、アプリ開発の経験がなければそれなりに苦労することが予想されます。当サイトでは集客に役立つアプリに関する無料資料を用意していますので、この機会に参考にしてみてはいかがでしょうか。

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